風除室

大型パネルを半艶仕上げで一体成形。デザイナーがイメージした演出の実現に貢献

工場に到着されたお客様は、両側面と天井の3面にカーボンパネルを配した風除室を通って建物に入って頂きます。 建築デザイナーは近未来をイメージした黒く無機質なトンネルをくぐり抜けることで、外部と内部が切り替わる感覚の演出を狙いましたが、 継ぎ目を感じさせないカーボン素材のパネル部材で壁／天井を構成することでこれを実現しました。 カーボンパネル部材には周囲の壁面と馴染むよう塗装などの加飾をしない半艶仕上げが要求されましたが、成形に用いる型の表面に特殊な処理を施す事でこれを実現。部屋に必要な照明や消防設備等の什器を取り付ける加工を施して施工業者へ引き渡しました。